梅毒検査 RPR法
梅毒検査「RPR法」は梅毒の血清反応検査「STS法」のひとつです。
感染の機会から2~5週で陽性反応を確認できるため、梅毒の早期発見に有効。
しかし梅毒とは直接関係がないリン脂質抗体を検査するので、梅毒以外の疾患でも5~20%の「偽陽性」が含まれます。
そのため、梅毒の診断ではSTS法とTP抗体を併せて行い、「梅毒陽性」の場合は定量検査を行います。
STSは治癒後に陰性化しやすいので、治療の効果を判定する時にもRPR法が使われています。
※STS法には「ガラス板法」「RPR法」「凝集法」がありますが、「ガラス板法」は現在行われて行われていないため、「RPR法」が主流です。
【RPR法のメリット】
比較的早い時期から検査が可能であること
治療が終われば陰性になることです。
治療の効果を確認できるため、完治しているかどうかの判定にも用いられています。
【rpr法のデメリット】
リン脂質抗体は梅毒と直接関係がないこと
5%~20%程度、偽陽性が含まれる事です。
妊娠、膠原病、慢性肝炎、肺結核など、梅毒以外の原因でも「陽性反応」を示す場合があります。
RPR法は正確な検査とはいえませんが、早期診断、治療効果を確認できる点から、梅毒検査に有効な検査方法として用いられています。
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