梅毒の治療薬
梅毒の治療薬はペニシリン系の抗生物質
梅毒の治療薬で使われているのは主にペニシリン系の抗生物質です。
ペニシリンにアレルギーがある場合は、抗真菌薬やテトラサイクリン系の抗生物質などを用いて治療を行います。
梅毒は感染経路が同じことから、HIVと同時感染の報告も多くなってきており、HIVの合併症を起こしている場合にも同様の治療方法を行っています。
日本国内では、基本的にペニシリン注射での治療は行われておらず、梅毒の治療薬は飲み薬を医師の指示に従って服用します。
ペニシリン系抗生物質
服用期間は4週間以上
症状・感染からの期間によって変わります
- アモキシシリン
- アンピシリン
梅毒の治療薬として有名な薬で、よく使用されています。
性病以外にも呼吸器系などの感染症にも有効な薬品です。
昔から最近に対する治療薬として使用されてきたお薬です。
医薬品の【ビクシリン】と同一成分の薬です。
テトラサイクリン系抗生物質
服用期間は4週間以上
症状・感染からの期間によって変わります
- アポミノサイクリン
ペニシリンにアレルギーがある場合、アポミノサイクリンを処方することが多いです。
医薬品の【ミノマイシン】と同一成分の薬です。
抗真菌薬
- ジスロマック
ジスロマック(アジスロマイシン)は真菌や細菌に対して効果のある薬品です。
1回の服用で1週間ほど効果が持続するため、飲み忘れることがありません。
クラミジアの治療などにもよく利用されています。決められた期間服用ても、自己判断で薬をやめるのではなく、病院での再検査で、医師が完治というまで指示に従いましょう。
梅毒の治療で大事なこと
梅毒の治療で大事なのは、勝手に自己判断で治療(薬の服用)をやめないことです。
完治したかどうかは血液検査の数値を見ながら、医師の判断にゆだねます。
治療を途中でやめてしまうと、せっかく下がりかけていた数値も上昇し、梅毒のステージが上がっていきます。
※梅毒の治療薬はアナフィラキシーショックや副作用が出る場合もあります。少しでも身体に変調を感じた場合には薬の服用を中止し、医師に相談するようにしましょう。
梅毒の症状は出ていないけれど…
梅毒の症状は出ていないけれど、
不安に思う行為があった…
梅毒は無症候もあるので、症状がないからと言って、感染していないとは言い切れない厄介な性病です。
はっきりとした症状があるなら、なるべく早く病院で診察を受けてください。
もしも不安に感じているのであれば、あなたのためにも、大事なパートナーのためにも、勇気を出して検査をすることをオススメします。
保健所や保健センターでは月2回ほど無料(一部負担のところもあります)で性感染症の検査を行っています。
タイミングが合わない、人と顔を合わせたくない場合は、郵送式の検査もあるので利用すると良いでしょう。
梅毒は早期発見・早期治療をすることで、パートナーへの感染はもちろんですが、母子感染の確率を軽減させることも可能になっています。
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性病検査キットでの検査は、国から認可を受けた「登録衛生検査所」で行ないます。検査結果は医療機関、保健所と同等の信頼性の高いものです。
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