梅毒 トレポネーマの初期症状を見逃すな
梅毒は｢トレポネーマ｣が病原体の細菌性の性病です。
トレポネーマはとても感染力が強く、性行為以外でも感染する場合があります。
梅毒の症状が出ている部分に触れることでも感染しやすいんです。
梅毒にはワクチンもありませんし、無症候の時期もあります。そのため早い段階で感染に気が付くことがとても大事です。
梅毒に感染したかも…
不安に思っているのであれば安心してください。
死の病と言われていた頃と違って、
今は治療法も確立しています。
早期発見できれば治療できるので、むやみに怖がることはないんですよ。
ただ、発見が遅くなればなるほど治療期間が長くなり、根治が難しくなります。なので早い時期に感染に気が付くことは、とても大事です。
梅毒 トレポネーマの初期症状を見逃すな
梅毒に感染すると３週間後に梅毒１期の症状が表れます。
初期症状で感染に気が付けば、2週間～4週間ほどで治療が終わるケースがほとんど。
梅毒の初期症状は2週間ほどで消えてしまうので、いつもと違う感じがしたら要注意です。
梅毒の初期症状（1期）
梅毒の病原菌(トレポネーマ)が侵入した局所に硬いしこりができます。
セックスでの感染がほとんどなので、「しこり」は性器、肛門、口などの感染した場所に表れます。（初期硬結：しょきこうけつといいます)
梅毒 しこりの特徴
痛くも痒くもない
大きさは5mm～2cm位
軟骨くらいの硬さ
1個できることが多い
（複数の場合もある）
しこりのできる場所
男性：冠状溝、包皮、亀頭部
女性：大陰唇、小陰唇、子宮頸部
※オーラルセックスで感染した場合
口唇や口腔内にできることもあります
硬いしこりは潰れて潰瘍になります。
しばらくすると、感染した箇所の近くのリンパ節が腫れてきますが痛みはありません。
梅毒の初期症状は2～3週間で消えてしまい、2期の皮膚症状が表れるまで、全く無症状です。
梅毒2期の症状が表れ始めるのは感染してから3ヵ月後ほどしてからです。
梅毒感染に気が付かない人が多い
梅毒といえば男性感染者が多く、そのほとんどが男性間の性行為で感染していました（過去の話です）。
ただ2010年以降状況は変化してます。
見に覚えがないのに梅毒に感染しているケースが見られるようになったことです。
性的な行為はあっても、相手は普通の人で、風俗で働いていたり、風俗を利用した事も無いのに感染しているケースも出てきました。
交際が始ってすぐに、「お互い血液検査をしましょうね」とはなかなか言いにくいですし、結局は自分で節目節目に検査を受けることが一番のリスク回避になります。
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- 梅毒のウインドウピリオド
- 梅毒は感染後4週間経過後から検査可能です。梅毒検査はタイミングが大事なんですね。梅毒に感染の不安を抱えている場合、すぐにでも検査を受けて結果を知りたいと思うかもしれません
- コンドームの非使用は梅毒感染のリスクを高める
- 梅毒はコンドームを使用しても100％感染を防ぐことはできませんが、もちろん一定の効果はあります。むしろコンドームの非使用は梅毒感染のリスクを一層高めることになります。
- 梅毒、急増する感染者数とその原因とは
- 梅毒は男性の感染者がその8割の性感染症ですが、気になるのは男性女性共に感染者が増加していることです。若者だけでなく、50代60代以上の高齢者の感染も増加しています。。
- HIVと梅毒を併発すると症状が重くなる
- 梅毒の感染がわかるとHIV検査をすすめられます。HIVに感染すると梅毒をはじめとする性病に感染しやすくなり症状が重くなったり進行が早くなるという報告例が多く上がっているからです。
- 若い女性に梅毒感染が急増
- 梅毒は非常に感染力の強い性病(性感染症)です。初期症状は痛みやかゆみのない赤いびらん(隆起物)が感染部位に現れ、破れて潰瘍になること。押すとコリコリとしたしこりのような感触が特徴です。感染4週目以降から検査で感染の有無がわかります。
- 梅毒に感染したかどうかは血液検査で判定
- 梅毒に感染したかどうかの判定は医師の診察と血液検査の結果で判断します。梅毒はウインドウ期間があり十分な期間（3週間以降）の経過後でなければ正しい判定を行なうことができません
- 梅毒は一度治っても何度でも感染する
- 梅毒は一度治っても何度でも感染します。梅毒に一度感染すると、抗体ができて何度も感染することはないという間違った情報が流れていますが、梅毒は一度治った後も予防しなければ何度でも感染する性病です。
- 梅毒を予防する6つのポイント
- 梅毒は非常に感染力の強い性病(性感染症)ですが予防する6つのポイントがあります。まずは梅毒を始めとする性感染症の、正しい知識を身につけること。 そして自分や大切なパートナーが危険な目にあわないよう心がける事が大事です