梅毒の検査方法
梅毒の検査方法は2通り
梅毒の検査方法は2通りあります。
- 梅毒血清反応検査
- 顕微鏡での目視検査
血液を採取し検査する方法
(RPR法・TPHA法)
病変部の分泌物を採取し顕微鏡で目視検査する方法
初期硬結などから出る分泌液を採取して、顕微鏡で見る目視検査は、現在はあまり行われておらず、血液を採取して行う血清反応検査が主流です。
梅毒の血清検査
梅毒かどうかを調べる血液検査も2種類あります。
STS法とTP法です。
どちらの検査方法にも長所と短所があります。
梅毒 検査 RPR法
梅毒に感染すると、脂質抗原に対するリン脂質抗体が作られます。
リン脂質抗体は、感染の機会から2週間~4週間で血中に現れるため、感染から早い段階で検査が可能です。
STS法にはRPR法、ガラス板法、凝集法などがありますが、現在の主流はRPR法です。
【RPR法のメリット】
比較的早い時期から検査が可能であること
治療が終われば陰性になることです。
治療の効果を確認できるため、完治しているかどうかの判定にも用いられています。
【rpr法のデメリット】
リン脂質抗体は梅毒と直接関係がないこと
5%~20%程度、疑陽性が含まれる事です。
rpr法のデメリットは、直接梅毒の原因を調べる検査ではないので、5%~20%程度、疑陽性が含まれてしまうんですね。
梅毒以外の原因(妊娠、膠原病、慢性肝炎、肺結核など)、でも「陽性反応」を示す場合があります。
RPR法は正確な検査とはいえませんが、早期診断、治療効果を確認できる点から、梅毒検査に有効な検査方法として用いられています。
梅毒 検査 TPHA法
梅毒 検査 TPHA法(トレポネーマパリダム抗体検出検査)は、梅毒の原因である「トレポネーマ」に対する抗体反応を調べる方法。梅毒感染の有無を調べるには適切な検査方法です。
【TPHA法のメリット】
梅毒の病原菌に対する抗体を検査するので、梅毒以外で陽性反応が出ることは、まずありません。
TPHA法で陽性であれば、梅毒に感染している、或いは過去に梅毒に感染していたことがわかります。
【TPHA法のデメリット】
TP抗体検査は感染の機会から4週間~6週間後となるため早期診断には向きません。
たとえ治療して完治していても、TPHA法で検査を行うと、半永久的に梅毒の「陽性反応」が出ます。
そのため、「今」感染しているのか、「過去」に感染していたのかの判断ができないのがデメリットです。
では実際の梅毒検査は?
医療機関で梅毒検査を行う場合、RPR法を用いた後にTPHA法を用いていましたが、最近では同時に検査するところも多くなってきました。
早い時期から検査ができるrpr法の利点と、梅毒感染を特定できるTPHA法を組み合わせ、早期に感染を確定させる為でしょう。
これは個人的な見解になりますが、梅毒感染が短期間に拡大してきた事がその背景にあると思います。
梅毒はペニシリンによる治療法が確立して、死に至る病気ではなくなりましたが、早期発見が大事であることに変わりはありません。
梅毒とHIVの重複感染するケースも見られるようになってきているので、感染の不安がある場合は、タイミングを見て確認検査しておかれるとよいでしょう。
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