若い女性の梅毒感染は前年の2倍
梅毒は男性感染者が8割を占めていますが、2015年は若い女性の感染が2014年の2倍というニュースが流れました。
2015年10月時点では、女性感染者574人中15歳~35歳までが76%を占めており、若い女性の感染が拡大しています。
感染経路が気になりますが、特定されるような要素はなく、パートナー以外の不特定多数の人との性行為が原因と考えられています。
梅毒はもともと男性感染者が多いので、バイセクシャルや、梅毒に感染している男性との性交渉が感染経路ではないかと思われます。
梅毒は過去の性病というイメージが強くなって、間違った性病の知識が広まったり、コンドームさえつけていれば感染しないと思っている若い世代も多いのかもしれません。
梅毒はとても感染力の強い性病です。
このことをもっと多くの人に知ってもらい、認識を持ってもらわなければ、感染拡大を食い止めることは難しいのではないかと心配です。
若い女性の梅毒感染は、妊娠、出産に関係してきます。
もしも妊娠中に梅毒に感染すれば流産、死産のリスクが高まり、母子感染もありえます。
身体に違和感を感じたり、アザやバラ疹と思われるようなアザが見られる場合は、できるだけ早く病院を受診してください。
昔は不治の病だった梅毒も、ペニシリンの発明から治療が可能になりました。
早期発見で着れば、それだけ治療期間も短くてすみます。
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- コンドームの非使用は梅毒感染のリスクを高める
- 梅毒はコンドームを使用しても100%感染を防ぐことはできませんが、もちろん一定の効果はあります。むしろコンドームの非使用は梅毒感染のリスクを一層高めることになります。
- 梅毒、急増する感染者数とその原因とは
- 梅毒は男性の感染者がその8割の性感染症ですが、気になるのは男性女性共に感染者が増加していることです。若者だけでなく、50代60代以上の高齢者の感染も増加しています。。
- HIVと梅毒を併発すると症状が重くなる
- 梅毒の感染がわかるとHIV検査をすすめられます。HIVに感染すると梅毒をはじめとする性病に感染しやすくなり症状が重くなったり進行が早くなるという報告例が多く上がっているからです。
- 梅毒に感染したかどうかは血液検査で判定
- 梅毒に感染したかどうかの判定は医師の診察と血液検査の結果で判断します。梅毒はウインドウ期間があり十分な期間(3週間以降)の経過後でなければ正しい判定を行なうことができません
- 梅毒は一度治っても何度でも感染する
- 梅毒は一度治っても何度でも感染します。梅毒に一度感染すると、抗体ができて何度も感染することはないという間違った情報が流れていますが、梅毒は一度治った後も予防しなければ何度でも感染する性病です。
- 梅毒を予防する6つのポイント
- 梅毒は非常に感染力の強い性病(性感染症)ですが予防する6つのポイントがあります。まずは梅毒を始めとする性感染症の、正しい知識を身につけること。 そして自分や大切なパートナーが危険な目にあわないよう心がける事が大事です